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平野@think-cell
2024/02/05 21:58

【ご意見募集!】これからはデータを「見たくなる化」!!

こんにちは!

think-cellの平野です。

データ経営・データの見える化・可視化が騒がれはや10年、数多のツールの登場によりデータの民主化は進んだと思います。

 

本日は「これまではデータの可視化・見える化、これからはデータを見たくなる化」というタイトルで書きたいと思いますが、その前に私の経験をお伝えさせてください。

私は12年前、新卒でEコマースの会社にコンサルタント(という名の営業)として入社しました。

コンサルタントという響きから最初は軍師を想像してましたが、やってたことは完全に足軽です。

まぁそりゃそうですよね。どこも一兵卒からです。

 

毎週月曜日、チーム(20人くらい)でSFDCのダッシュボードをみて、流通の昨年対比・売れた商品などドリルダウンしながら、皆で議論しておりました。

とある月曜日、こんな会話が生じました

後輩「この議論する時間って意味ありますか?」

先輩「当たり前やろ、毎日いろんなインサイトを得て、お客様への提案に役立てるよう皆で議論するねん!」

私(絶対、昨晩半沢直樹みたやろ)

後輩「前者は賛成です。しかし後者は簡略化できると思います」

私(後者ってどこやねん・・・)

先輩「後者ってどこやねん?」

後輩「議論する時間です。毎週同じデータを皆でみて、個別でも到達できる結論を皆で議論しています。であれば、私が前日にインサイトを資料化し、皆に共有し、足りないところを議論ポイントとして進めれば、この時間は効率化できると思います。」

 

一同「天才!?」

 

翌週から彼のレポート作りが始まりました。完璧でした。(因みにthink-cellご導入企業です!)

ここで一番強調したい話は、彼が作ったレポートがとても見やすく、興味深く、彼のレポートを楽しみに月曜日出社するようになったことです。その結果、チーム全体がデータ自体に更に興味をもち、お客様への提案力が爆上がりしたことです。

 

この経験から得たインサイトは

-ダッシュボードでの可視化・見える化して終わるケースには要注意

-重要なのはインサイト

-データを「見たくなる化」って超重要じゃないか?

-「見たくなる化」にいくつかBIツールで挑戦したが、やはり難しい。

 

皆さま

データをどのようにしたら「見たくなる化」ができると思いますか?

是非皆様のご意見やアイデアがあればききたいです!

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2 件の返信 (新着順)
あべ@think-cell
2024/02/06 17:20

堀内さんの素晴らしい回答の後で恐縮ですが、私もコメントさせてください。

「課題を解決できるヒントがそこにある!」
と思えたら、データを見たくなると思います!

そのためには、大前提データが信頼できるデータであり、そして
データは(上記のお話だと)「営業提案に役立てるため」に見える化されてるよ、
と何のためのデータかを知っている/知ってもらうことが大事だと思います。

弊社内でもBIツールやSalesforceなどでいろんな国の
いろんなチームが作成したダッシュボードがたくさんありますが、
それがどんなに素晴らしいものでも
「なんのためのダッシュボードなのか」を理解できなければ見にいきません。

つまり、データをわかりやすく魅せる(think-cellの出番)かつ、
メッセージングやタイトル付けも非常に重要だなと最近考えています。

(これは、実は、最近の自分の課題です。
 think-ellでグラフ作ったぜ!(夢中になる)
 あれ、結局何がいいたんだっけ?何を表しているんだっけ?
 みたいなことがたまにあります・・・。
 もちろんまずはメッセージングを固めろ説もあります、いろいろと修行中です!!)


あれ、結局何がいいたんだっけ?何を表しているんだっけ?

自分もthink-cellで作ったぜ、でよくこうなります!

でもある時それでいいのかな、と開き直りました笑
絵を描くように可視化して描きながら進化させていくスタイルが合ってるなーと最近思います(典型的な右脳派なのかも)
この高速試行錯誤スタイルの必須アイテムがthink-cell&think-padです。

そして、途中工程&仕上がったときに頭の中で昔のいやな上司の
・「何のためにそれ作っとんねん」
・「何が言いたいねん」
・「何がおもろいねん」
を反芻してます(トラウマ)

①に答えられないと、論点なき作業のための作業をしている可能性大
②に答えられないと、メッセージングができていない可能性大
③に答えられないと、相手の反応を引き出せない可能性大

関西弁がミソです笑

最近はそれを防ぐために、手書きでスライド構成整理してから作成に挑んでいます!

そして、途中工程&仕上がったときに頭の中で昔のいやな上司の
・「何のためにそれ作っとんねん」
・「何が言いたいねん」
・「何がおもろいねん」
を反芻してます(トラウマ)

①に答えられないと、論点なき作業のための作業をしている可能性大
②に答えられないと、メッセージングができていない可能性大
③に答えられないと、相手の反応を引き出せない可能性大

関西弁だとなぜか響きますよね!笑

「見たくなる化」には3つの要素があるかもと直感で思いました
①インプット
②プロセッシング
③アウトプット


<①インプット>
■Garbage In, Garbage Out
・ゴミを入れたらゴミが出てくるではないですが、間違ったデータは見たくなくなる
・あるあるですが「この数値間違ってない?」と言われて「あ、、、そっすね」となったら、もう見たくなくなるのと同じです笑

■一次データ
・ユーザーの生の声を含めたファクト・1次情報はおもろくて相手も興味津々になる可能性大

<②プロセッシング>
■相手の靴を履く
・相手の靴を履いて「XXするためにはXXしたいけどAさんにXXさせるためには何が必要やろ」みたいな視点でデータを解釈する(コンサルの方がよく使われる論点とかイシューに近い)
・これはずすと「それって何がおもろいねん?」「俺にどうしてほしいねん?」に後工程の③の結果に響く

<③アウトプット>
・メッセージング:結果として「だからこうや!」というのをガイドされてると読みたくなる
・ビジュアライゼーション(think-cellのだいご味)
➡視覚的に整理されていないと、受け手にとって大きな認知負荷となり、メッセージが伝わらない

➡ めっちゃネタが新鮮でうまくて、それが食べたかったんや、というものでもクソまずい見た目だと食指がそそらないのと同じ

上記の例ではお客様への提案に資するものは何か、という感じで後輩が一次ループを回してるわけですが、後輩天才すぎやろと思いました


渾身のご回答ありがとうございます!!!
①に関しては昨今のツールで割とハードルは下がりましたが、②に関してはツールというよりは個人の資質と経験に依存される部分が大きいかなと。
(私も②プロセッシングが苦手なんです涙)

③はまさにそうで、新鮮なネタを活かしきれてない場面は少なからずありがますよね。

自分の問題意識を言語化して下さりありがとうございます!!

おのそうさん・打田さん・わたべさん・小山さん・長岡さんも、上記お役職的に是非読んで頂きたいです!