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2024/02/02 15:04

テキストボックス

本章では、think-cellのテキストボックスを使って、表など複雑なスライド レイアウト (レイアウトの導入:のサンプル) を作成する方法を説明します。

ここでは、think-cell のテキスト ボックスの使用方法、すなわちスライドを作成するためにテキスト ボックスを挿入、位置合わせ (スナップ)、複製、削除、移動、変更する方法を身に付けていただきます。次に、これらのアクションを使って簡単に上のサンプルを実際に作成します。当然のことですが、さらに複雑で異なったレイアウトも作成可能ですが、その場合でもエレメント、手作業による配置、不要な箇所のサイズ変更などの関連アクションで簡単に実行できます。

think-cell のテキスト ボックス内のテキストの編集や書式変更は、 PowerPoint と同じ方法です。ただし、テキストボックス(2)の 8.3 既定で位置をロックする方法が無効の場合、think-cellのテキスト ボックスは、PowerPointのテキスト ボックスとは配置とレイアウトが異なる点にご注意ください。think-cellのテキスト ボックスには、あらかじめ設定された固定サイズはなく、スライド上に最初から設定された固定位置もありません。代わりに、think-cell のテキスト ボックスは、テキスト入力、エレメントの追加、既存エレメントの移動の際にそれらを動的に調整します。このプロセスにおいて、think-cell のテキスト ボックスは常にスライド上の他の要素との関係を維持します。

think-cell は、スライドのエレメントをバランス良く自動配置します。このように、スライドのエレメントの位置変更後に各エレメントのサイズや位置を手作業で再調整する必要はありません。

1. テキスト ボックスの挿入と位置合わせ (スナップ)

空白のスライドから作業を開始すると仮定します。まず、テキスト ボックスの挿入方法とテキスト ボックスをまとめて位置合わせ (スナップ) する方法から説明いたします。

  1. PowerPoint リボンの think-cell グループに移動しをクリックします。 アイコン1テキスト ボックス
  2. スライドを1回クリックして、最初のテキストボックスを挿入します。

ボックスはスライドの中央に自動的に配置されます。この位置は、スライド最後の段階で表示されるボックスの位置ではありませんが心配する必要はありません。スライドの作成を進めると、ボックスの位置とサイズはスライドに入力されたテキストや他のエレメントに動的に調節、変更されます。

  1. テキストを入力します。
  2. ボックスをクリックし、think-cell のフリー ツールバーを使用してボックスに塗りつぶしの色を加えることもできます。
  3. [テキスト ボックス] ボタンをもう一度クリックして、アイコン1別の[テキストボックス]を挿入します。マウスのポインターを現ボックスの左右、上下に直接置き、スナップ ポジションの1つをクリックすると、次のテキスト ボックスを現ボックスにスナップすることができます。 これで 2 つのボックスが一緒にスナップされました。 think-cell のスナップされたテキスト ボックスは、コンテンツとデザインが変更されてもリンクされたままという利点があります。テキストを入力すると、ボックスの位置と配置は継続的に調整されます。

1.1 複数のテキスト ボックスの位置合わせ

行または列にすでに配置されたテキスト ボックスを有するスライドがあって、別のテキスト ボックスを挿入して表を作成する場合は以下を実行します。新しいボックスを挿入する際、何個のテキスト ボックスと新しいボックスをスナップするかを決定します。

  1. をクリックしアイコン1リボン上の[テキストボックス] ボタンをクリックします。

  2. マウスのカーソルをスライドのテキスト ボックスの列方向に移動させます。オレンジの挿入フレームがマウスの位置によって変わることを確認します。

  • いずれかのボックスの中央の上にマウスのカーソルを近づけると、スナップの対象がこのボックスのみとなります。
  • スナップの対象を隣接する 2 つのボックスにする場合は、2 つのボックスの結合した幅の中央より少し上にマウスを合わせます。
  • 行の全幅にスナップする場合は、中央のボックスの少し上にマウスを合わせます。
  • 新しいテキスト ボックスを挿入する場合は、1 回クリックします。するとそのボックスは下の 3 つのテキスト ボックスと共にまとめてスナップします。

ご覧の通り、think-cell のテキスト ボックスをまとめて位置合わせ (スナップ) すると簡単に表を作成できます。PowerPoint の図とは異なり、この表の構造は、スライドでコンテンツを追加、または他のエレメントを変更しても保存されます。

1.2 離れているテキスト ボックスの位置合わせ

また、挿入したテキスト ボックスの外縁のみをスライド上の既存のボックスにスナップすることもできます。これにより新しいボックスは他のボックスとは切り離して配置されますが、他のボックスと同じ幅を保持します。

  1. [テキスト ボックス] ボタンをクリックして、アイコン1スナップ インジケーターとして細い灰色の線が表示されるまで、要素の左端の下にマウスを置きます。
  2. 左縁にスナップしながらマウスのボタンをクリックし、そのまま長押しします。
  3. 挿入フレームをスナップする同様のラインが表示されるまで表の右縁の下にマウスを移動します。
  4. マウス ボタンから手を放します。

これで新しいテキスト ボックスの外縁が上のオブジェクトにスナップされました。いずれか1つの幅が変更されると、もう 1 つのサイズもそれに合わせて変更されます。

注記:ダイナミックな位置合わせによる接続を作成すると、グレーの線で表示されます。テキスト ボックスの端をドラッグして、think-cellによってダイナミックに配置されていない図形(グラフ、ネイティブなPowerPointの図形など)に合わせると、赤い線が表示されます。これは、ドラッグされたテキスト ボックスの端が他の図形の該当する端に沿った位置に固定されるということです(端の位置の固定についてはテキストボックス(2)の 8.2 位置に要素を固定する方法 を参照)。つまり、他の図形が移動されたりサイズが変更されたりしても、この位置に残るのです。動的および静的に配置された要素を一緒に動かしたり、サイズを変更したりするには、基本概念の 6. グループ化で説明されているようにグループを使用できます。

1.3 複数のスライド間でのテキスト ボックスの位置合わせ

複数のスライド間でテキスト ボックスを一緒に位置合わせすることもできます。

  1. テキスト ボックス(A)をひとつのスライドに配置します。
  2. テキスト ボックス(B)を別のスライドに配置します。
  3. テキスト ボックス(B)の左側のハンドルをクリックして長押しします。マウス ボタンを押している間に、テキスト ボックス(A)のスライドが表示されるまでマウスのホイールでスクロールするか、[PageUp]または[PageDown]を押します。テキスト ボックス(B)の枠線はグレーで示されます。
  4. ハンドルをドラッグして、テキスト ボックス(A)の左端に合わせます。位置合わせインジケーターとして細いグレーの線が表示されます。マウス ボタンから手を放します。
  5. テキスト ボックス(B)の最初のスライドに戻ると、左端が別のスライドのテキスト ボックス(A)の左端に揃っているのがわかります。
  6. 右端でもこのプロセスを繰り返します。

両方のテキスト ボックスが同じスライド上にあった例と同様、テキスト ボックスのひとつの位置または幅が変化した場合は、もうひとつも変化し、異なるスライド上でも水平の配置が維持されます。これにより、手動で調整しなくても複数のスライドでレイアウトを一定のままにできます。

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