think-cell lab

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2024/02/27 09:31

[think-cellの技術的な強み]

私もユーザーとして長らくthink-cellを愛用しており、手放せないツールだなと思いつつたまにこういうツール、なぜほかの会社は作らないのかなという内なる疑問がしばしば沸き起こるのでプロダクトヘッドやエンジニアに聞いてみました。
※私はエンジニアではないので、あくまでビジネス目線で理解した範囲で


・開発言語がC++
通常、マイクロソフト環境ではC#での開発を行うのですが、think-cellはC++での開発。
イメージとしてはECサイトを例に挙げて・・
C#: Shopifyみたいにある程度形ができた状態でSoftWareを構築できる
C++: 自力でECサイト構築みたいに大変
C#の利点は、開発が簡単である一方カスタイマイズ性に乏しい
C++は、開発が大変ではあるが自由自在な開発や、PCのメモリの調整などハード面のコントロールもできる
->これにより、think-cellはC#では実現できないレベルのサクサクなユーザビリティをPCに対して低負荷で提供できる。
基本世の中のマイクロソフトに絡むツールはほぼ全てC#で作られているので言語での差別化が大きいです。


・C++での20年以上のPDCA
上ともちょっとかぶるのですが、C++はメモリなども自由自在に操れる一方、いじれる幅が広いがゆえにバグが起こりやすいという問題があります。
think-cellは20年以上ひたすら開発<>バグFixを繰り返してきて今の質まできております。これは一足飛びではいくことができない領域でして、
結果競合会社が今からC++で開発しようとしても、おそらく追いつくまで莫大な時間がかかります。


・マイクロソフト Add-in歴20年以上
元々マイクロソフトは80%のユーザーに影響のある開発を行う一方、ニッチユーザーについてはAdd-inなどオープンに開放して外部ベンダーに開発を期待しています。
think-cellはPowerPointのPower User向けのツールでニッチ狙いではあるのですみわけができており
Add-inツールとしてはかなりの古参であるためマイクロソフト社とプロダクトシナジーを作るのに適した状況や関係性になっています。



以上、このコミュニティにいらっしゃる(と信じている)think-cell loverな皆様への小ネタでした。

開発の人に聞いてみたいこととかあればおっしゃっていただければいろいろ連携しますのでお気軽におっしゃってくださいませ。

1件のコメント (新着順)

めっちゃ沸き起こってました笑
ポイントが同じで嬉しいですw

独think-cellの採用HPみてエンジニアの必須スキルにC++とあったので、なるほどーと当時思いました。

C++はコンパイル言語で、直接ハードウェアに近いレベルで動作する、メモリ管理を細かく制御できる、アプリケーションのパフォーマンスを最適化できる、からリソース消費を最小限に抑えることができる、といいことづくめですよね

開発の人に聞いてみたいこととかあればおっしゃっていただければいろいろ連携

一方で、現状は流し込めるデータの量には一定上限があり、これを超えるとデータの追加ができなくなりますが、C++のメモリ管理やデータ処理の能力は今後どれだけ拡張するのか聞いてみたいですね。PythonとC++を連携させることで、それぞれの言語の長所を活かした開発が可能になる気もしてます。


松塚@think-cell
2024/02/28 11:04

レスありがとうございます。私自身がC++詳しくないのでこれを機に詳しくなろうかなと思います。
いただいた質問というかアドバイスもプロダクトにぶつけてみますね!